大阪市旭区清水 千林駅の内科 足立内科クリニック

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迷信?伝統?

皆さまこんにちは!
元気に夏を満喫してらっしゃいますか?
事務長の三堂です。

夏真っ盛りですね~!!
夏といえば・・・海!!海に行きたいですね~
でも猛暑はあまり続いてほしくないところ。そろそろ気温も落ち着いてほしいですね。
ところで、皆さま水分補給はこまめにされておられますか?「喉が渇いた!」では水分補給のタイミングとしては少し遅いとのお話もあります。定期的にこまめな水分補給(それと塩分補給)が大事なんですね。
そういえば私が学生時代に少しばかりたしなんでおりました「ラグビー」では今となっては迷信?と耳を疑いたくなるような事がさかんに行われていました。80年代頃のラグビーをはじめスポーツの世界では「練習中に水を飲むとさらにしんどくなる」「練習中に水を飲むなど根性なし!」という風潮があり、真夏の練習などではみんな喉の渇きに断末魔を上げていたものです。今となってはかなり危険な精神論ですよね。そうそう・・迷信?伝統?といえばこんなのもありました。「魔法のやかん」というやつです(正体はやかんに入ったただの水です)。ハードな練習の最中、タックルなどで選手が倒れて意識を失う場面(いわゆる脳振とう状態)がラグビーでは起こります。そのような場面で「魔法の水」は登場するわけです。それで何をするのか?・・倒れている選手にやかんを持った控え選手が駆け寄るわけです・・そしてそう・・顔に冷水をぶっかけるのです!(ただそれだけです!!)またそれでなぜか、選手は魔法から覚めたかのように意識を戻しブルブルと首を振ります。そんなこんなでプレー再開。なんとも荒療治です。多分アイシングの一種か何かだと思いますが、今となっては想像もつかない対処方法です(当時は本当に何か秘密があるんじゃないかと思うほどでした)。

現在のラグビーではHIA(Head Injury Assessment)と言って、脳振とうの疑いのある選手を一時退出させるルールができました。2015年ワールドカップ、スーパーラグビーに続き、トップリーグでも2016-17シーズンから導入されました。このルールにより、頭を打って脳振とうが疑われる選手は最大10分間、試合を一時退出してドクターによる脳振とうの確認をされます。確認の間は控え選手より一時交代が認められます。脳振とうでなければ試合に戻ることが可能ですが、脳振とうと診断された場合はそのまま試合に戻ることができなくなり、交代をすることになります。激しいスポーツだからこそ、そういった配慮は重要ですよね。伝統は大事にしなければなりませんが、時代と共に変わる部分も当然あります。
体調面や日々の生活習慣でもそうですね。「昔の常識」や「思い込み」は時に危険な場合もあります。何かお身体の事で不安がありましたら、いつでもクリニックにご相談くださいね。
今回のグリーンは「高性チャマエドレア」。メキシコ東部を原産とするヤシ科の植物です。暗い所や、寒い環境にも強く、高性能ということから「高性」という名前が付いたようです。なんだかすごく現代的でハイブリッドな感じがしませんか?